


遠藤医師は、睡眠学会認定医師。都内に3つの睡眠専門クリニックを開院しており、日本の睡眠医療における第一人者とも言われている。
発表会で遠藤医師は、「人間の身体の中には、コルチゾールというストレスホルモンがあります。それが出ると、自動的に目が覚めるようになっている。夜中は、コルチゾールは出ないんですけど、朝方になるとたくさん出て、自然に覚醒できるようになっている」と話し、睡眠にはホルモンが深く関係していることを伝えた。
続けて、遠藤医師は「会社の経営者とか役員の方は、普段からストレスがかかっているので、コルチゾールがたくさん出てしまう。夜中から、ストレスホルモンが出ると、目が覚めて、中途覚醒になってしまいます」と言い、「特に真面目な方。仕事はできるんだけど、中途覚醒が多い傾向があります」と話す場面も。
このあと、遠藤医師は「人間の睡眠を良くするには、規則正しい、睡眠習慣をつけることが一番大事!」と断言。
さらに、遠藤医師は「週末に、寝だめをしなくてもいいような睡眠習慣をとってもらいたい。大事なことは、週末に、ちゃんと朝起きられるかどうか、なんですね。特に、日曜の朝は早めに起きるようにしてください」と言い、そうすることで、日曜の夜は自然と早く眠くなり、月曜の朝、たくさん睡眠をとった状態で、1週間をスタートできるようになると、話していた。
最後に、遠藤医師は「良い睡眠をとると、昼間うまく活動できるし、健康になる」と言い切っていた。