中国茶の魅力とは??

中国茶の魅力とは??
2016年3月17日(木) 00時00分 提供元: 食育ずかん
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中国茶の魅力とは??
中国茶の魅力とは??

  
中国茶というと、真っ先に思い浮かぶのは烏龍茶やジャスミン茶、プーアール茶などではないでしょうか。その種類は数百~千種といわれる位実にたくさん!近年では中国の方もペットボトルの普及で冷たいお茶も飲むようになったそうですが、中国茶の基本は「夏でも温かいお茶を飲む」のだそうです。内臓が冷えると体調を崩しやすくなりますから、理にかなっていますね。今回は私達を惹きつける中国茶の魅力に迫りたいと思います!
【知っておきたい6種類】
私達が普段飲んでいるお茶類は基本的に茶の樹(学名カメリア・シネンシス)から採れる葉を加工して作られています。葉の大きなものや小さなものなど様々な品種があり、その茶葉に合わせた加工の仕方によって味の違うお茶が出来るのです。中国茶はその加工法の違いによって大まかに分けると6種類に分類されます。黒茶・紅茶・青茶・黄茶・白茶・緑茶です。黒茶から白茶に向かって発酵度が弱くなり、緑茶は発酵させずに作ります。後ほど詳しく説明しますが、黒茶以外の発酵を伴う茶葉は茶葉自体が酸化する事で発酵が進む酵素発酵によって作られます。
あれ?紅茶に緑茶??紅茶は英国のお茶、緑茶は日本のお茶じゃないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は紅茶は中国発祥のお茶といわれており、また中国でも緑茶は飲まれています。
以下ではそれぞれのお茶の特徴と、中医学の視点からの効能などをご紹介します。
【黒茶(ヘイチャ)】
といっても、最近流行りの烏龍茶ではありませんよ。烏龍茶は青茶に属します。黒茶は他の茶葉と違い微生物(麹カビなど)の働きによって熟成させる微生物発酵によって出来る茶葉です。何十年もかけて発酵・熟成させるものもあり、後発酵茶とも呼ばれ、長期保存が可能です。有名なものとしてはプーアル茶が挙げられます。黒茶は熟茶と生茶に分けられ、熟茶は体を温め、生茶は体を冷やす作用があるとされています。用途や季節に応じて飲み分けていくといいですね。 効能は脂肪の分解を助けたり、胃腸が疲れている時に飲むと消化を促進してくれるのでおすすめです。空腹時にたくさん飲むとかえって胃に負担をかけてしまうことがあるので気をつけましょう。
【紅茶(ホンチャ)】
中国紅茶は茶葉自体に強い香りのあるものが多いです。お湯を注ぐと抽出される液体が赤くなることから「紅茶」と名付けられたとか。茶葉がカットされていないものほど高級とされており、中国紅茶のキーマンは、スリランカのウバやインドダージリンと並んで世界三大紅茶と呼ばれています。生産量は緑茶に次いで多いそうです。紅茶は茶葉を完全に発酵させた全発酵茶です。体を温めるお茶とされ、寒い冬にはもってこいのお茶。ですが、体を温めるため発熱などの際には控えた方がよいとされています。中国では飲む際、砂糖やミルクなどは入れずにストレートでいただく事が多いです。 紅茶には精油成分やテアニンと呼ばれるアミノ酸の一種が含まれているので、リラックス効果が期待出来ます。また、ポリフェノールやビタミン類も含まれるため、体の抵抗力を維持するのにも効果的です。
【青茶(チンチャ)】
代表的なのはやはり烏龍茶。青茶は発酵の途中で茶葉が黒っぽい色から緑がかった色へと変化していくそうです。工程の一部で茶葉を揺らして傷を付けることで、独特の味と香りが生まれます。中国語で青は深い緑を意味する言葉でもあるため、青茶と名付けられたのだとか。青茶は部分発酵と呼ばれる発酵方法を用い、20~80%の範囲で発酵をさせます。また青茶も黒茶同様に茶葉によって体を温めるもの、冷やすものに分かれます。見分け方としては茶葉が緑っぽいものは体を冷やし、焙煎された黒っぽいものは体を温めるそうです。(例外もあるかもしれないので、購入の際はお店の方に聞いてみて下さいね。)青茶はビタミンやポリフェノールなどの働きにより、美肌に効果があるとされています。また、茶ポリフェノールの働きによるダイエット効果も期待出来ます。カフェインと独特の香りで頭をすっきりさせたい時にもおすすめです!
【黄茶(ホアンチャ・ファンチャ)】
黄茶は生産量が少ない茶葉で、本場中国でも予約をしないと手に入らない貴重な茶葉もあるのだとか。黄茶は乾燥ののちに少しだけ発酵させて作るため軽微発酵茶や後発酵茶と呼ばれています。黄茶は製造の過程で生まれた酵素の働きにより、便秘の改善に良いとされています。胃腸にも優しいお茶です。タイプとしては体を冷やすお茶に分類されます。





【白茶(バイチャ・パイチャ)】
使用する茶葉には白い産毛が付いている新芽を使いますが、白茶は他の茶葉を作る際にはだいたい行われる、お茶を揉む「揉捻」という工程が無いため、出来上がりの時点でも産毛が残り、茶葉が白く見えるのです。このお茶は少しだけ発酵させて作る弱発酵茶で常温でも熟成出来るため、長期保存が可能です。白茶も体を冷やすお茶といわれ、暑い季節におすすめのお茶です。白茶は漢方薬としても用いられるそうです。体を冷やす作用を利用した解熱効果が期待でき、解毒作用があるのでデトックスにも効果があるとされています。
【緑茶(リュチャ・リュウチャ)】
発酵の工程を行わないで作られた茶葉。日本の緑茶は蒸しますが、中国では炒って発酵を止めます。実は中国で最も作られ、飲まれているのも緑茶。中国で売られている緑茶はフレッシュな状態のものが多いため、冷凍庫に入れて販売されているものもあるそうです。発酵を行わないため、新鮮で若々しい葉の香りがします。緑茶は体を冷やすお茶とされているので夏場におすすめです。その他、カフェインが疲労回復やむくみの解消に効果があるとされています。また、緑茶のカテキンは脂肪を分解したり代謝を高めてくれる働きも期待できるため、ダイエットにも一役買ってくれそうです。
【おまけ】
上記の6種類の他に、花茶や工芸茶、茶葉以外から作るお茶などもあります。花茶の代表的なものはジャスミン茶。ベースとなる茶葉を変えることで色々なジャスミン茶が作られています。ジャスミンの香りはリラックス効果やストレス解消に一役買ってくれます。また、集中力を高めたい時にもジャスミンの香りはおすすめです。工芸茶はお湯を注いだ時にきれいに花開く、見た目にも大変美しいお茶です。色々な効能があるとされている花と茶葉を組み合わせることで、見た目だけでなく体にもいいお茶が出来上がります。贈り物などにも喜ばれますね。また、日本にも麦茶やどくだみ茶など、茶の樹の葉以外から作られるお茶があるように、中国にも花や果実などを使ったお茶があります。この茶葉以外から作るお茶は漢方の生薬として飲まれているものもたくさんあります。単体で飲んだり、好みのお茶と組み合わせて飲んだりされています。
いかがでしたか。それぞれが異なった工程を経て様々な味に変化し、また中医学や漢方の観点からも大切にされている中国茶。今回は基本的な6種類の特徴をご紹介しましたが、奥の深い中国茶はまだまだ魅力あふれるものです。また、機会がありましたら今度は茶葉の名前や飲み方などもご紹介したいと思います。
 Text by さゆり/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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