


栗原氏は「365日24時間、私たちが意識をしなくても動いているのは、自律神経の働きのおかげです」と言い、現代人は呼吸が浅く、自律神経が乱れている人が多いことを指摘した。
続けて、栗原氏は、自律神経には交感神経と副交感神経があることを説明し、「夕方ごろになってくると、本来(交感神経から)副交感神経に切り替わってお休みモードに入り、身体を休ませようとするんですけれども。強い光や興奮するようなこと、ストレスが多い状況の中にいると、交感神経が優位に働いてしまうんです」と伝えた。
さらに、栗原氏は「もともと人間は、交感神経が働きやすく、副交感神経が弱い生き物なんです。あえて副交感神経を鍛えないと、どんどん弱っていって、自律神経が乱れて身体が冷えてくる。(体温が)36.2度ぐらいないと、人間の細胞は元気に働きません。だいたい36度がギリギリぐらい。36度以下の人は、自律神経が乱れている証拠です」と言い、「睡眠障害も出てきます。なかなか寝付けなかったり、あんまりよく眠れなかったり、途中で起きてしまったり」と具体的な症状を紹介。
このあと栗原氏は、「呼吸をゆっくりと深く吐くこと」が、副交感神経を鍛えて、自律神経を整える方法だと断言し、ヨガも効果的で、「呼吸と合わせて身体をゆったり動かすことで、自律神経が整います」と話す場面もあった。
最後に栗原氏は「呼吸が浅いかどうか確認するには、息が長く吐けるかどうかです。息を長く吐けなければ、呼吸が浅いと思っていただいて結構です。口を開けて呼吸をしている人がいましたら、その方は確実に呼吸が浅い」と言い切っていた。