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歳時記を知ろう

歳時記を知ろう
2017年11月8日(水) 17時00分 提供元: 食育ずかん
歳時記を知ろう
歳時記を知ろう

今回は11月の歳時記をご紹介します。
【歳時記とは】
当初、歳時記(歳事記)は太陰太陽暦(旧暦)を基にした年中行事や四季の事物をまとめた物を指しましたが、江戸時代以降になると、俳句や俳諧の季語を分類し、解説等を加えた書物の事を指すようになりました。
現在では、「食の歳時記」や「暮らしの歳時記」「季節の歳時記」といった様々な形で行事や四季を身近に楽しみ、感じてもらえるよう出版されています。
※太陰太陽暦にも様々な計算方法があり、その中で太陽暦に変わる直前まで使用されていた「天保暦」を一般的には「旧暦」という事が多いようです。
【霜月(しもつき)】
霜月は11月の別名です。
諸説ありますが、秋が終わり、冬に向かう頃なので、「霜が降る月」から来たとする説が有力です。
そのほか、10月の神無月を「上の月」とし、反対に11月を「下な月」と呼び「しもづき」に変化した説や、太陽光が弱くなっていく時期なので、「しぼむつき」から変化したとする説、収穫を神に祈る行事から「食物月(おしものづき)」と呼ばれたなどがあります。
【11月の行事など】※2017年の旧暦を基に日にちを出しています。
1日:十三夜(じゅうさんや)
中秋の名月にあたる十五夜は中国から伝わった行事が基になっていますが、十三夜は日本に元々あった風習です。
栗や豆の収穫時期と重なるため、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。
十五夜と十三夜、どちらか一方しか見ない事を「片見月」といいます。
十五夜はあまりスッキリしない天気が多いのに対し、十三夜は晴れる確率が高く、「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。
※例年だと9月中頃~終わりのどこかで十五夜に当たる事が多いですが、今年は10月4日が十五夜、11月1日が十三夜です。
3日:文化の日
自由と平和を愛し、文化をすすめる日(内閣府HPより抜粋)。
昭和21年11月3日は日本国憲法公布日(施行は翌年5月3日)です。
平和と文化を重んじる憲法という事で、昭和23年に公布・施行された「祝日法」に則り、11月3日を「文化の日」としました。
皇居では文化勲章の授与式が行われ、日本各地で文化や芸術にちなんだ催しが行われます。
7日:立冬(りっとう)
冬が始まる日。
日差しも弱まり、朝夕の冷え込みがより一層増していき、初霜や木枯らしが吹きます。
この日から立春前日までを冬としています。
8日:亥の子(いのこ)※または亥の子祝い(いのこいわい)ともいう
旧暦10月(現在の11月頃)は亥の月。
最初の亥の日、亥の刻(21時~23時)にイノシシの形を模した亥の子餅を食べ、収穫祝いや無病息災を祝う日。
また、亥は陰陽五行によると水の性質に属するとされているので、この日に暖房器具を出すと火事にならないとされています。
茶道の世界では炉開きを行う日です。
※現在は毎年11月最初の亥の日を「亥の子」としています。
今年は8日が最初の亥の日です。
15日:七五三
3歳では髪置き(男・女)、5歳では袴着(男)、7歳では帯解き(女)と子どもの成長を願う行事。
もとは武家や公家でそれぞれ行われていた行事で、時代や階級によって儀式の方法や年齢・性別など様々でした。
諸説ありますが、徳川家5代将軍綱吉が息子徳松を祝った日が11月15日だったため、その日にちなみ七五三の日にしたとされるのが有力です。
現在の形になったのは明治時代ですが、全国的に普及したのは戦後になってからです。
22日:小雪(しょうせつ)
だんだんと寒さが増し、地域によっては雪が降り始める頃にあたりますが、雪の降り方もまだ本格的でない時期。
冬本番までもう少し。
23日:勤労感謝の日・新嘗祭(にいなめさい)
現在は作られるものや、働いている人々に感謝する日となっていますが、もとは五穀の収穫を祝い、感謝する新嘗祭に由来しています。
新嘗祭は天皇がその年に初めて取れた穀物を神に供え、収穫出来た事を感謝し、自らもそれを口にする宮中行事です。
現在も皇室では新嘗祭を執り行っており、宮中恒例祭典としては最も重要な儀式です。
天皇陛下自らお育てになった穀物も収穫し、供えているそうです。
※宮内庁HPより一部抜粋、再編しています。
27日:十日夜(とおかんや)
旧暦の10月10日は収穫を終え、田の神が山へ帰る日とされ、「十日夜」という行事を行います。
カカシに供え物をしたり、一緒にお月見をします。
十五夜・十三夜と並び「三月見」と呼ばれ、この3日全てが晴れると縁起が良いとされています。





【味覚】
りんご・新米・さつま芋・ほうれん草・みかん・れんこん
かわはぎ・きんき・ひらめ・毛がに・甲いか など
【千歳飴が長い理由】
千歳飴は長寿を願う飴で、始まりは江戸時代。
飴を長くのばして「寿命飴」「千年飴」と銘打って売り出され、後に「千歳飴」となりました。
浅草寺で飴売りをしていた人が考案したと言われています。
当時は子どもが病気で亡くなる事も多く、無事成長する事は今以上にかけがえのない事でした。
袋には鶴や亀・松竹梅など、長寿を連想させる縁起物の絵柄が描かれ、歳の数と同じ本数の飴を入れると良いとされています。
歳時記を通して、それぞれの季節に日本の生活に根付いた言伝えや行事があり、自分の国の事を深く知る事が出来ているように感じます。
何気ない、ふとした瞬間や物事に今一度目を向けてみると、気持ちがほっこりする事に出会えるかもしれません。
歳時記はそうした事へのきっかけになるような気がします。
Text by さゆり/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》
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