離乳食~中期 基本~

離乳食~中期 基本~
2019年4月17日(水) 18時45分 提供元: 食育ずかん
離乳食~中期 基本~
離乳食~中期 基本~

食べ物から栄養を摂る準備期間である離乳食期。
初期・中期・後期と幼児食へ移行するための完了期の4ステップが基本です。
今回は離乳食中期の基本をお伝えします。
【離乳食とは】
生まれてからずっと母乳やミルクの栄養で育ってきた赤ちゃん。
赤ちゃんの体の機能は大人と異なるため、同じものは食べられません。
また免疫機能も不十分なので、消化器官や咀しゃくの発達段階に適した食事が必要となり、その役割を担うのが「離乳食」です。
発達段階に合った食事の練習を重ね、約1年かけて固形物を食べられるようになったら次のステップ「幼児食」へと移行します。
離乳食は「首がしっかりし、支えると座れる」・「食べる様子をジッと見たり、食べ物に興味を示す」・「口をモグモグ動かし、よだれがよく出る」などが見られる生後5~6カ月ころが開始の目安です。
離乳食を始めて2カ月ほど経ち、ヨーグルト状の食べ物に慣れ、飲み込めるようになってきたら、中期の食事に移行していきましょう。
※上記に上げた月齢はあくまで目安です。
人の成長は個々に違いますので、赤ちゃんの成長具合をしっかりと確認して始めましょう。
【離乳食中期の食べ方・食材のかたさの目安】
●食べ方の目安
一日1食だった離乳食を2回に増やし、食事のリズムをつけていく時期。
なるべく毎日同じ時間帯に与えるようにします。
さまざまな種類の食材を使って「味や舌触りを楽しめる」ようにしていきましょう。
初めての食材は初期と同じように一日1種類、1さじずつを基本とし、出来れば午前中の離乳食時間に与えるのが望ましいです。
このころの赤ちゃんの栄養はまだまだ母乳や育児用ミルクが中心で、中期の前半は離乳食からの栄養は30%前後、後半になると40%前後の比率になります。
食後の母乳・育児用ミルクは欲するままに与えて構いませんが、それ以外の授乳時は母乳は欲するまま、育児用ミルクは一日3回程度にしていきます。
●かたさの目安
目安は「絹ごし豆腐くらいのかたさにし、舌で潰せる状態」。
中期に移行して1カ月ほど経ち、やわらかなツブ状態のものを食べられるようになってきたら、2~3mm、5~6mm角くらいの大きさへと移行していきます。
大きさは少しずつ大きくしていきますが、かたさの基本は絹ごし豆腐を忘れずに。
魚や野菜など、パサつきやすい食材は片栗粉やヨーグルト、おもゆなどでとろみをつけてあげると飲み込みやすくなります。





【作ってみよう!】
離乳食は味つけをほとんどしないため、素材の味がダイレクトに赤ちゃんに伝わります。
赤ちゃんにとって味はもちろんですが、かたさも重要なポイント。
ゴリゴリかたいと食べられなくて泣いてしまうことも…。
今回は簡単なレシピを2つご紹介します。
【野菜の出汁煮】
離乳食は少量なので、かたい食材は一度ゆでてやわらかくなったものを煮ていきます。
ゆでることで野菜のエグミなども軽減出来、食べやすくなります。
使用食材は調理例ですので、赤ちゃんが食べたことのある野菜で作りましょう。

<材料>
大根・・10g
人参・・5g
白菜・・5g
混合出汁(かつおと昆布)・・50ml※

(※)野菜出汁・混合出汁のとり方はこちらをご覧ください >>>『離乳食〜初期〜』
<作り方>


大根・人参は5~6mm厚くらいのいちょう切りや輪切りにする。
白菜は芯と葉に分け、芯はそぎ切りに、葉はざく切りにする。
(1)をやわらかくなるまでゆで、離乳食の進み具合に合ったサイズに切る。
鍋に(2)・混合出汁を入れ、じっくり味を含ませるように煮る。

<ポイント>

野菜は少し厚めに切ることで、ゆでる作業がしやすくなります。
野菜を煮た汁は捨てずに野菜出汁として使用すると時短・エコになります。
最初の下ゆで段階では赤ちゃんの食べられるかたさより少しかためにゆで、出汁で煮含める際に食べられるかたさにしてあげると煮崩れを防げます。

【カブのとろみ煮】
カブをやわらかくゆでたら2種類の形状にし、舌触りにバリエーションを与えます。
フワッとしたやわらかな白身魚にカブのあんがかかったホッコリとした一品です。

<材料>
白身魚・・10~15g
カブ・・20g
混合出汁また野菜出汁・・30ml※
水溶き片栗粉・・適量
(※)野菜出汁・混合出汁のとり方はこちらをご覧ください >>>『離乳食〜初期〜』
<作り方>

白身魚はゆでてしっかり火を通し、皮や骨・筋があれば取り除く。
カブは皮をむき、くし切りにしてやわらかくなるまでゆでる。
(2)の半量を赤ちゃんが食べられる大きさに切り、残りは裏ごしてペースト状にする。
鍋に(3)・出汁を入れて火にかけ、沸いたら水溶き片栗粉でとろみをつけ、(1)を加えてサッと加熱する。

<ポイント>

白身魚は加熱してもやわらかな、タイやヒラメ・サワラなどがおススメです。
カブはゆで過ぎると煮崩れするので気をつけましょう。
仕上がりが白っぽくなるので、カブの葉を食べられる赤ちゃんでしたら、しっかりとゆでて小さく刻み、あんの中に加えてあげるときれいです。
あんの野菜をカブから人参に変えると、色鮮やかなあんかけになります。
作り方は同様で大丈夫です。
バリエーションとしてお楽しみください。

上記レシピの量は離乳食中期の赤ちゃん1食分の量くらいなので、たいへん少ないです。
作る際に水分などが足りないと感じたら足すなど、適宜調整して下さい。
少し多めに作って、ママの味見用にしてもいいですね。
Text by さゆり/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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