離乳食~後期 基本~

離乳食~後期 基本~
2019年6月22日(土) 13時30分 提供元: 食育ずかん
離乳食~後期 基本~
離乳食~後期 基本~

食べ物から栄養を摂る準備期間である離乳食期。
初期・中期・後期と幼児食へ移行するための完了期の4ステップが基本です。
今回は離乳食後期の基本をお伝えします。
【離乳食とは】
生まれてからずっと母乳やミルクの栄養で育ってきた赤ちゃん。
赤ちゃんの体の機能は大人と異なるため、同じものは食べられません。
また免疫機能も不十分なので、消化器官や咀しゃくの発達段階に適した食事が必要となり、その役割を担うのが「離乳食」です。
発達段階に合った食事の練習を重ね、約1年かけて固形物を食べられるようになったら次のステップ「幼児食」へと移行します。
離乳食は「首がしっかりし、支えると座れる」・「食べる様子をジッと見たり、食べ物に興味を示す」・「口をモグモグ動かし、よだれがよく出る」などが見られる生後5~6カ月ころが開始の目安です。
中期の離乳食を始めて2ヵ月ほど経ち、絹ごし豆腐くらいのかたさの食べ物を舌で潰し、飲み込むことに慣れてきたら、後期の食事に移行していきましょう。
※上記に上げた月齢はあくまで目安です。
人の成長は個々に違いますので、赤ちゃんの成長具合をしっかりと確認して始めましょう。
【離乳食後期の食べ方・食材のかたさの目安】
●食べ方の目安
一日2回だった離乳食を3回に増やし、朝・昼・夕と食事のリズムを大切にする時期。
なるべく毎日同じ時間帯に与えるようにします。
さまざまな食材に慣れてきたら、今度は家族と「食卓を囲んで一緒に食べることの楽しさ」を教えてあげましょう。
食べられる種類が増えたとはいえ、まだまだ初めて食材も多いので、初期と同じように一日1種類、1さじずつを基本とし、出来れば午前中の離乳食時間に与えるのが望ましいです。
このころの赤ちゃんは必要な栄養の60~70%を離乳食から摂れるようになってきますので、栄養のバランスを考えた献立作りを心掛けましょう。
食後の母乳・育児用ミルクは引き続き与えて構いません。
それ以外の授乳は母乳の場合は欲するまま、育児用ミルクは1日2回程度にしていきます。
●かたさの目安
目安は「バナナくらいのかたさにし、歯ぐきで潰せる状態」。
舌を使って食べ物を潰していた中期からステップアップし、今度は歯ぐきで食べ物を潰すことへの挑戦です。
これは後々、歯で潰す(噛み砕く)ための練習にもなります。
食べたときにあごを動かしていれば上下の歯ぐきを使えている証拠です。
自分に合ったひと口がどの位なのかを覚えていく時期でもあるので、後期の前半は7~8mm角くらい、後半は1cm角くらいを大きさの目安にしていきます。
いきなりのサイズアップはのどに詰まらせたりして危険ですので、お子さんの状況を見て大きさを変えていきましょう。
また手先が器用になってくるので、食べ物をつかんで口に入れたり、遊び食べも増えてきます。
テーブルや床に落としたり、投げてみたりとさまざまなことをしますが、赤ちゃんの「やりたい」という気持ちを大切にし、おおらかに見守ってあげましょう。
食卓まわりの汚れ対策としては、「ビニールシートや新聞紙を敷く」・「こぼしがちな液体物は少量ずつ与える」などです。





【作ってみよう!】
3回食になるこの時期の赤ちゃんは体をよく動かすので鉄分の不足が気になります。
今回は手軽に鉄分を取れる簡単レシピを2つご紹介します。
【レバー入り鉄分ハンバーグ】
「生のレバーは扱いにくい」というママも多いはず。
そこで今回は市販のベビーフードを使って作ります。
牛肉も鉄分豊富なので、活発に動き回る赤ちゃんにピッタリです。

<材料>
A牛赤身挽き肉・・10g
A粉末レバー・・1/2包(※市販のベビーフードを使用)
Aれんこん(おろし)・・5g
A牛乳・・小さじ1/2
A砂糖・・ひとつまみ
サラダ油・・少々
出汁(または水)・・大さじ1
ブロッコリー・・少々
人参・・少々
※ブロッコリーと人参はやわらかくゆで、付け合わせとして使用。
お好みの野菜に代用可。
<作り方>

ボウルにAを入れてよく混ぜ、小判型に成形する
フライパンにサラダ油を熱し、(1)を入れて両面焼き、出汁を入れてふたをして中まで火を通す
添えの野菜とともに(2)を盛る 

<ポイント>

挽き肉は脂分が多いと胃や腸に負担がかかるので、脂身の少ない赤身肉を選びましょう。
今回は粉末のベビーフードを使用しました。
本来は水でふやかして使いますが、今回はそのまま肉に混ぜて使用しています。
ペーストタイプのものもありますので、その際は小さじ1程度を入れて下さい。
※大人用のレバーペーストは香辛料や塩分が多いので、離乳食には使用しないでください。
ハンバーグはあんかけ風にしたり、ソースのようなものをかけて味に変化をつけたり、やわらかくゆでて細かく切った野菜を入れてもOKです。
ハンバーグはどんな大きさ・形でも構いませんので、お子さんの様子を見て調整して下さい。

【きな粉マカロニかぼちゃ】
意外と知られていませんが、「きな粉」は鉄分を多く含む食材です。
ちょっと甘めのメニューで赤ちゃんの食欲もUP!!

<材料>
マカロニ(乾)・・5g
かぼちゃ・・10g
きな粉・・小さじ1/2~1
砂糖・・ひとつまみ
<作り方>

マカロニは袋の表示より2~3分長めにゆでて水で洗い、大きければ切る
かぼちゃは電子レンジでやわらかくなるまで加熱し、赤ちゃんに合わせて切る
しっかりと水気を切った(1)・(2)にきな粉と砂糖を混ぜたものをかけ、粉っぽさがなくなるまで和える

<ポイント>

マカロニのゆで時間は目安です。
お子さんの咀嚼力に応じてもっとやわらかくゆでるなど調整して下さい。
うどんで作ってもおいしくいただけます。

手作りは時間がかかりますが、入っている食材をしっかりと確認しながら作ることが出来るので、安心して与えられます。
市販の食材と併用しながら、無理のない範囲で作っていきましょう。
Text by さゆり/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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