凍らせるだけじゃない!冷凍庫を上手に活用しよう☆

凍らせるだけじゃない!冷凍庫を上手に活用しよう☆
2019年7月11日(木) 14時00分 提供元: 食育ずかん
凍らせるだけじゃない!冷凍庫を上手に活用しよう☆
凍らせるだけじゃない!冷凍庫を上手に活用しよう☆

皆さんは、賞味期限が近付いてきたり、あまってしまった食材をどうしていますか?
「とりあえず冷凍したけど、ずっと冷凍庫に眠らせたままで結局食べずじまい…」という経験がある方も多いはず!
食材保存で欠かせない、冷蔵庫や冷凍庫。
特に冷凍庫は正しく活用すれば、長期保存も可能という優れものです☆
今回は、冷凍庫の賢い活用法についてのお話です。
【冷凍すれば期限はない?】
残念ながら、「冷凍すればいつ食べても大丈夫!」という訳ではありません…。
家庭での冷凍は市販の冷凍食品とは異なり、温度の変化を受けやすく品質低下も早く進みます。
冷凍前の鮮度や品質、冷凍方法によりおいしさを保つことが出来る期間は異なりますが、おおむね2週間~1ヶ月程度です。
冷凍したからと言って過信せず、袋や容器に冷凍した日付を記載し、なるべく早く使うようにしましょう。
【お肉は、パックのまま冷凍するべからず!!!】
お肉を購入し、期限が迫って来ると「とりあえず冷凍しておいて、今度使おう!」と思い、パックごと冷凍する…なんてことはありませんか?
残念ながら、それだと次に食べるときにはおいしくないのです…。
パックに入ったままでは、肉が空気に触れやすく酸化が進み、傷みやすくなります。
なかでも、空気に触れる面積が多い挽き肉は、傷みやすいお肉ナンバー1!
冷凍する際は、なるべく下味をつけるか加熱調理をしてから保存するのが◎
そぼろだけでなく、ハンバーグに成形してから冷凍すると便利です。
金属トレイの上に乗せると、急速冷凍に近付けることができるのでおすすめです☆
【冷凍する際のポイント☆】
1.下味をつけてから冷凍する
調理の際に肉や魚に塩を振ると、水気が出てきます。
それは浸透圧の関係で細胞から水分が引き出されるためです。
その状態で冷凍すれば細胞内の水分が減少し、氷の結晶は小さく抑えられるので、生で凍らせるよりダメージを減らせます。
冷凍で細胞は多少壊れるので下味をつけておくと中まで味が入り込み、調味料の量が少なく済むので減塩にもなります♪
2.下処理をしてから冷凍する
青菜などはサッと火を通し、冷水に取ってから冷凍することで、栄養価や食感が保てます。
野菜によってサッと火を通すもの、しっかりゆでるもの、生のままカット処理するもの、つぶしておくものなど、それぞれの特徴によって必要な下処理をしてから冷凍しましょう。
3.なるべく早く凍らせる
食品中のほとんどの水分は、-5~-1の間に凍ります。
その温度帯を30分以内で通過すると食材の組織が壊れず品質が下がらないため、素早く冷やすことが重要です。
一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍温度は-18ですが、この温度では緩慢冷凍になるので、出来るだけ急速冷凍に近付けた方法で行いましょう。
急速冷凍に近付けるには食品をあらかじめ冷やし、大きさや厚みをそろえて小分けにし、冷凍室の温度調節を最も冷える状態にセットして凍結させましょう。
先ほど紹介したように金属トレーに乗せるほか、保冷剤を乗せて早く冷やすのも効果的です☆
4.熱を取り、密封する
調理したものを冷凍する際には、十分に冷めてからにしましょう。
熱いままだとほかの食品が溶け、変質するおそれがあります。
また、食品を密封しないと乾燥したり霜がついてしまう可能性があります。
ラップやジッパーつきビニール袋を活用して、きちんと空気を遮断しましょう。
 5.詰め込み過ぎに注意する
冷気が上手く循環するよう、庫内の詰め込み過ぎには注意しましょう。
8割程度で抑えておくのが理想的です☆





【どんなものでも、冷凍すれば長持ち?】
冷凍で大事なポイントのひとつは、味や食感が損なわれないということ!
冷凍する食材にも向き不向きがあるので、気をつけましょう。
<適している食材>
・食品中の水分が比較的少ないものやすでに組織が壊れているもの
・乾燥品や加熱処理をしたもの、塩に漬けたもの
・スープやソース類、裏ごしした野菜
・ごはんやパン、餅、納豆
<適していない食材>
・食品中の水分が多く、細胞組織がしっかりしているもの
・生野菜→水分が凍り、解凍するとベトベトになる
・生のじゃがいもやさつま芋→低温障害により腐敗
・生卵→膨張して割れる
・豆腐、こんにゃく→水分が凍り、変質してもとに戻らなくなる
・牛乳、マヨネーズ→水分と油分が分離する
【何だかおいしくない…。どうやったら防げる?】
冷凍していた食材を調理し食べてみると、「何だかおいしくない…」と感じたことはありませんか?
その原因は、「霜」・「空気」・「におい」にあるかもしれません…!
冷凍した食材は、冷凍室の開閉による温度変化で溶けたり凍ったりを繰り返し、霜がつきます。
霜がつくと乾燥して風味が落ちます。
また、食材は脂肪分が空気に触れると酸化(脂やけ)します。
酸化した食材は変色し、これも風味が落ちる原因になります。
そのほか、冷凍庫内のにおいが移るのも食材がおいしくなくなる原因のひとつです。
やはり密閉が大事ですね☆
 いかがでしたか?
冷凍庫を上手に活用して、食生活をより豊かなものにしましょう☆
Text by ろい/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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