人類の文化はぶどうとともに…!?ぶどうのすごいお話

人類の文化はぶどうとともに…!?ぶどうのすごいお話
2019年9月22日(日) 12時30分 提供元: 食育ずかん
人類の文化はぶどうとともに…!?ぶどうのすごいお話
人類の文化はぶどうとともに…!?ぶどうのすごいお話

ぶどうの歴史はとても長く、果実として、ワインの原料として、さまざまな地域に持ち込まれたことから、今では世界中で楽しまれています。
今回はそんなぶどうの、知っておくとちょっとためになるお話です☆
【果物の最古参!?】
ぶどうは世界で最も収穫量の多い果物です。
世界各地で栽培され、その起源は紀元前数千年にさかのぼることができる(!)というのだから驚きです。
それだけ歴史を持つぶどうですが、現在は用途ごとに品種が分けられています。
生食用とワイン用があり、世界シェアはワイン用の方が多く、総生産量の8割ほどを占めています。
ただし、日本では生食用の品種の方が多く生産されています。
古典文学や和歌などで季語として使われるほど古くから親しまれている果物です。
一方、ワイン用品種の生産量がそこまで多くないのは、湿度の高い日本の気候がワイン用品種の栽培に適していないのが大きな理由です(※現代では品種改良を始め創意工夫を凝らした栽培法が確立されています)。
【ぶどう、その栄養】
赤ワインで一躍脚光を浴びるようになったぶどうの健康効果。
どんな働きがあるのでしょうか、もう一度おさらいしてみましょう!
紫や赤いぶどうは、アントシアンやレスベラトロール、タンニンなどのポリフェノールが豊富に含まれていることで知られています。
このポリフェノールは抗酸化作用がとても強いため、老化を防ぐ効果が期待できます。
ワインは神聖なものであると伝えられることがあるのも、この働きが関係しているのかもしれませんね。
また、赤ワインは色合いから血液を連想させることが多いのですが、抗酸化作用によって血液中の活性酸素を抑制し、血液にとってもよい効果が得られると考えると、あながち間違ったイメージではないのかもしれません。
これらのポリフェノールは赤や紫のぶどうの皮に含まれているため、ワインに加工しなくても摂取できます。
ただし、ポリフェノールは渋みの原因でもあるので、効果的に摂りたい場合は皮ごとジュースにするなど、工夫することで食べやすくなります。
なお、白ぶどうの皮には(赤ぶどうと比べると)ポリフェノールはあまり含まれていません。
ただし、鉄の吸収を助ける有機酸などが含まれており、赤ぶどうに比べてクセが少なく、子どもでも食べやすいといったメリットもあります。





【ぶどうの染み、どうする??】
飲んで楽しむのはもちろん、お料理でも大活躍する赤ワイン。
子どもでも楽しめるぶどうジュース…ぶどうを使った飲み物を飲む機会はたくさんあります。
ですが、ぶどう飲料には衣服に染みがつくというおそるべき罠も…!?
白っぽい服を着ていると緊張してしまいますよね。
赤ぶどうの染みがガンコなのは、前述したポリフェノールによるもの。
ポリフェノールは太陽の紫外線から自分の実を守るために、ぶどう自身がつくり出しているバリア機能のひとつです。
ちょっと水で洗った程度でなくなってしまうなら、雨や風にさらされる自然界では役に立たないので、染みが落ちにくいのは当然なのですが…。
とはいえ、お気に入りの服が染みだらけになってしまっては大変です。
きちんと手順を踏めば染み抜きしやすくなるので、対処法を覚えておくと安心ですよ!
ポイント まずは濡らして応急処置!
染み汚れの鉄則は、完全に落ちなくてもいいからひとまず水に濡らして色を薄めるです。
「汚しちゃったけど家に戻ってからゆっくり染み抜きすればいいや」と放置している間に、どんどん酸化して沈着してしまうのです。
この鉄則はぶどう果汁も同じ、染みに気がついたらその時点で行動あるのみです!
ポイント 重曹を使ってみる
安価で便利なので、お掃除用に重曹を常備している方もいらっしゃると思います。
濡らした染み部分に重曹をまぶして、とんとんとなじませると落ちやすくなります。
重曹が無い場合は、食器用洗剤を使ってみるのもひとつの手です。
ただし、デリケート素材は洗剤や衝撃で傷んでしまう可能性があるので、洗濯表示は必ずご確認下さい。
自宅で洗えない素材であればクリーニングに出すのが正解です。
ぶどうは人類とともに歩んできた果物、これからも末永く楽しめるとよいですね☆
Text by はむこ/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

関連記事