脂のノリはトロ級!?この時期の「かつお」は格別です☆

脂のノリはトロ級!?この時期の「かつお」は格別です☆
2019年10月19日(土) 15時30分 提供元: 食育ずかん
脂のノリはトロ級!?この時期の「かつお」は格別です☆
脂のノリはトロ級!?この時期の「かつお」は格別です☆

この時期のかつおは「戻りかつお」と呼ばれ、三陸沖を通過する際にたっぷりと餌を食べて栄養を摂っているため、トロのような濃厚な味わいを楽しめます。
ちなみに、その脂肪量は初夏に旬を迎える「初かつお」の約10倍とも言われています!
今回は、時期を逃さず食べたい!
「戻りかつお」にスポットをあててお話ししたいと思います☆
【「かつお」の名前の由来】
かつおは古事記や日本書紀、万葉集にも登場するほど古くから食用にされてきた魚ですが、身がやわらかく傷みやすい魚のため、生食されるようになったのは鎌倉時代以降と言われています。
それ以前は堅くなるまで干してから食べていたので、そこから「カタウオ(堅魚)」と呼ばれるようになりましたが、次第に略され「かつお(鰹)」と呼ばれるようになった、という説があります。
また、戦国時代から江戸時代にかけての武家社会では、「勝男」に通じることから縁起物とされていました。
【かつおにはどんな栄養があるの?】
かつおは良質なたんぱく質を豊富に含み、栄養価の高さはレバーに匹敵するほど☆
そんなかつおの注目成分を一部ご紹介します!
●DHA・IPA(EPA)
豊富に含まれる脂にはDHA・IPA(EPA)が含まれ、血液をサラサラにするほか、生活習慣病やアレルギーの改善に役立ちます。
●ビタミンD
カルシウムとリンの吸収を助け、強い骨と歯を作るのに役立つため、女性に多い骨軟化症や骨粗しょう症予防に働きます。
●ビタミンB12や鉄
血合い部分に多く含まれ、貧血を予防します。
さらに、鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップするので、柑橘類などのビタミンCを含む食材と組み合わせるのがおすすめです。
かぼすやゆずを、キュッと絞って食べるのもよいですね☆
(※鉄はカフェインと結合して体外に排出されてしまうので、コーヒーなどは食後30分ほど経ってから飲むようにしましょう。)
【薬味には大きな意味があった!】
かつおのたたきを食べる時に欠かせない薬味類。
それらは味だけでなく、栄養面でも相性がよいのです☆
●かつお(ビタミンB1)+にんにく(硫化アリル)→疲労回復
にんにくに含まれる「硫化アリル」は、疲労回復に役立つ「ビタミンB1」の吸収を促進します。
●かつお(たんぱく質)+小ねぎ(β‐カロテン)→動脈硬化予防
血管の材料となる「たんぱく質」と、抗酸化作用がある「β‐カロテン」を一緒に摂ることで、動脈硬化の予防に繋がります。





【かつおはうま味たっぷり!】
かつおに含まれるイノシン酸は日本料理を代表する“3大うま味成分”のひとつで、現在では多くの方が「かつおと言えばイノシン酸」と連想するほど、身近なものになっています。
イノシン酸の役割はうま味だけでなく、全身の細胞を活性化させ、子どもの成長促進やアンチエイジングに働きます。
【おいしいかつおを見極めよう☆】
ご家庭でかつおを食べる場合の多くは、半身や柵になっている状態であったり、お刺身で購入すると思います。
魚は空気に触れる表面積が多いと鮮度が落ちやすいので、すぐ食べないのであればお刺身よりも柵で購入するのがおすすめです。
身の色が深く、澄み切った赤色をしているものが良品です☆
切り口が茶色っぽいものや、虹色に光っているものは鮮度がよくないので避けましょう。
【戻りかつおはどう食べるのがいいの?】
かつおの身はまぐろなどと同様、加熱するとパサパサとした食感になってしまいます。
そのため、生のまま、もしくはそれに近い状態で調理するのがおすすめ!
カツやステーキにする場合には中がレアに仕上がるよう、加熱を短時間で済ませるようにしましょう☆
かつおは年2回、異なる味わいが楽しめる魚です。
この時期ならではの「戻りかつお」、ぜひご賞味下さい♪
Text by ろい/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

関連記事