世界中で愛され食べられている冬の味覚「タラ」を楽しもう!!

世界中で愛され食べられている冬の味覚「タラ」を楽しもう!!
2019年12月13日(金) 14時00分 提供元: 食育ずかん
世界中で愛され食べられている冬の味覚「タラ」を楽しもう!!
世界中で愛され食べられている冬の味覚「タラ」を楽しもう!!

ますます寒くなってくるこの季節、鍋の具材に欠かせない「タラ」。
漢字で「鱈」と書くように、冬を代表する魚です。
タラは、日本だけではなく世界中で人気の魚であることを知っていますか?
【タラの種類】
タラは世界中に生息していて、その数500種ほどとも言われています。
日本近海では、「マダラ」、「スケトウダラ」、「コマイ」が生息していますが、切り身として出回っているそのほとんどがマダラです。
マダラは身だけではなく、精巣(白子)がおいしいのでも有名ですね。
特に白子は、1~2月の時期がよりおいしいと言われているので、ぜひ、味わいたいものです。
また、タラと言えば「たらこ」も有名ですが、一般的にたらこと呼ばれているものは、スケトウダラの卵巣を指します。
スケトウダラの身は、あまり切り身などでは出回っておらず、すり身にして練り物などによく使われています。
コマイは、北海道や東北地方では食卓に登場するほどメジャーで、生だけでなく干物もよく食べられているそうです。
しかし、ほかの地域ではほとんど出回らず、あまり知られていません。
【マダラの選び方と保存方法】
マダラは、脂が少なく、やわらかくて淡白な味が特徴です。
あっさりとした味ですがうま味はたっぷりで、定番の鍋料理のほか、ムニエルやホイル焼き、フライなどの料理にもよく合います。
切り身を購入するときは、身の幅が広く、しっかりとハリがあり、みずみずしく透明感のあるものを選びましょう。
すぐに食べない場合には、身に塩を振り、ペーパーで巻いてからラップをして保存するのがおすすめです。





【タラの嬉しい効能】
タラの主成分はたんぱく質です。
脂質が少なく低エネルギーなため、ダイエット中の方にもおすすめな食材です。
突出した栄養素は少ないものの、ビタミンやミネラルをまんべんなく含みます。
ビタミン類では、ビタミンB群、E、Dが多く、ビタミンB群は健康な髪の維持に、ビタミンEは血行をよくする働きをします。
ビタミンDは、体内でカルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯を丈夫にしてくれます。
たらこで注目したいのは、体内でビタミンAとして働くレチノールです。
レチノールは、口やのどの粘膜を丈夫にして風邪や感染症にかかりにくくしたり、肌の乾燥を防いでくれる成分です。
ほかにもコレステロール値を下げ、肝機能アップが期待できるタウリンも含まれているなど、淡白な魚ながら、隠れた魅力がいっぱいです。
【世界のタラ料理】
■フィッシュ&チップス(イギリス)
衣をつけて揚げた白身魚のフライにフライドポテトを添えた、イギリスを代表する料理です。
白身魚のフライに、タラやカレイ、オヒョウなどの白身魚が使われています。
モルトビネガーと塩をかけて食べるのが一般的です。
■バカリャウ(干しダラ)料理(ポルトガル)
バカリャウはポルトガル料理に欠かせない食材のひとつです。
そのバカリャウを使った食べ方は、365日毎日違ったメニューを出せるほど豊富と言われています。
干しダラと千切りフライドポテトを炒めて卵でとじた「バカリャウ・ア・ブラス」、干しダラとクリームソースを合わせて表面をこんがりと焼き上げた「バカリャウ・コン・ナタス」、干しダラがたっぷり入ったコロッケ「パシュテイシュ・デ・バカリャウ」などが有名です。
■プゴク(韓国)
「プゴ」は韓国語で干しスケトウダラを意味する、干しダラを入れてじっくりと煮込んだあっさり味のスープです。
韓国では専門店があるほど定番のメニューで、二日酔いや美容にも効果があると言われています。
【お家でかんたん、タラのコロッケ】
ポルトガルの定番料理「パシュテイシュ・デ・バカリャウ」をアレンジ。
手に入りやすいマダラの切り身を使って作ります。

<材料> 調理時間:30分
じゃがいも・・300g
マダラ(切り身)・・2切れ
塩・・小さじ1/4
A玉ねぎ(みじん切り)・・1/4個分
Aパセリ(みじん切り)・・大さじ
A溶き卵・・1個
A塩・こしょう・ナツメグ・・各少々
A片栗粉・・小さじ1
揚げ油・・適量
<作り方>

じゃがいもは皮つきのまま丸ごとゆでて皮をむき、熱いうちにしっかりつぶす。
タラは分量の塩を振ってしばらくおき、余分な水分が出てきたら拭き取る。
熱湯でゆでて火を通し、皮と骨を外して細かくほぐす。
ボウルに(1)・(2)・Aを入れてよく混ぜる。
スプーンを使ってラグビーボール状に形を整え、170の揚げ油に落としてきつね色に揚げる。

干しダラで作ってももちろんOK!
干しダラはたっぷりの水で戻し、塩気を抜いてから同様の工程で作ってください。
その場合、生ダラより塩気があるので、塩は加減してくださいね。
身だけではなく、白子やたらこなどさまざまな味わいが楽しめるタラ。
鍋だけじゃなく、いろいろな調理法で今がおいしいタラをいただきましょう!!
Text by まち/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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