- 活性酸素を消去する抗酸化ビタミンのA・C・E
- ビタミンEが酸化すると細胞の老化を進める
- ビタミンEはビタミンCによって再び抗酸化力を発揮
細胞をサビさせ、全身に影響を与えるものとして活性酸素の存在が知られている。活性酸素は細胞内のミトコンドリア内でエネルギーが作られるときに発生するもので、吸い込んだ酸素のうち2~3%が活性酸素になる。
活性酸素は科学的には正常な酸素の電子バランスが崩れたもので、体内で活性酸素が発生すると細胞の電子を奪い、細胞を傷つけ、細胞を破壊していく。そのために皮膚や血管、内臓などの機能が低下して、老化が進みやすくなり、血流低下などから代謝も低下するようになる。
活性酸素を消去するためには、活性酸素に欠けている電子を与えて正常な酸素に戻すことが有効となる。この働きをするのは抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンE。ビタミンAとビタミンCは電子を与えて電子バランスが崩れると破壊されるが、ビタミンEは電子が欠けた状態でも破壊されずに残っている。
そのため、体内の電子を奪っていく活性酸素と同様の存在となりかねない。電子が欠けたビタミンEに電子を与える役割をしているのはビタミンCで、ビタミンCを摂ることで、ビタミンEを元の状態に戻し、再び抗酸化作用を発揮させることになるので、セットで摂ることが必要になる。
用語の解説
- 抗酸化ビタミン
よくある質問
抗酸化力が最も強いビタミンは、どれですか?
ビタミンの中で最も抗酸化力が強いのはビタミンEですが、抗酸化力が強いものは体内で酸化されやすいという特徴があります。酸化すると、他の細胞から電子を奪うので、まるで活性酸素のようになります。そのため、酸化したビタミンEにビタミンCによって元の状態に戻してあげないと、どんどん酸化が進むようになります。
ビタミンCを多く摂れば活性酸素の心配はありませんか?
抗酸化ビタミンは活性酸素を消去するまでの時間が違っています。消去時間が早いのはビタミンCで、「タバコを1本吸うとビタミンCが25mg失われる」などと表示されるのはビタミンCが先に破壊されるからです。破壊されるまで時間がかかる抗酸化ビタミンも一緒に摂らないと、急に抗酸化力がなくなるようなことにもなりかねません。
抗酸化ビタミンを摂りすぎると活性酸素がなくなってしまいませんか?
抗酸化作用が強い抗酸化ビタミンや抗酸化成分を摂れば、多くの活性酸素を消去することができます。しかし、活性酸素は細胞がエネルギーを作り出している限りは発生するので、活性酸素がなくなって、病原菌などを退治する免疫力がなくなってしまうようなことはありません。
抗酸化ビタミンを肌に塗ったら老化を防ぐことができますか?
抗酸化ビタミンは、電子のバランスが崩れた酸素に電子を補って活性酸素を消去することで細胞の老化を防ぐ仕組みなので、身体の中では効果的に活性酸素を消去していくことができます。抗酸化ビタミンは皮膚への浸透性がよくないので、抗酸化ビタミンに触れた部分だけにしか効果がありません。皮膚は奥の細胞に届いてこそ結果が得られるので、あまり期待はできません。
- 監修者
- 内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
- イラスト
- 日暮ろこ子
