




バイエル薬品によれば、中途失明の主な原因のひとつといわれている「加齢黄斑変性(AMD)」は、50歳以上のおよそ60人に1人の割合で疾患がみられるらしい。
しかしながら、AMDの推定患者数が年々増加しているのに、20代~40代(子・孫世代)の認知度が低く、同社の調査によれば、子・孫世代の大多数が「親や祖父母の目が見えにくいのは“年齢・老眼のせい”」だと思っていることがわかったという。
去る6月30日~7月2日までの間、バイエル薬品は、東京女子医科大学眼科学教室教授の飯田知弘医師の監修のもと、全国の20代~40代の男女1,000名(自身・配偶者の親や祖父母が50代以上で、同居または年1回以上顔を合わせている人)に、「親や祖父母の目の健康に関する意識」と「AMDの認知の現状」について、インターネット調査を実施した。
同調査で、「AMDがどのような病気か、症状を含めて知っている」と答えた人は、わずか11.3%で、「病名を聞いたことがあるが、どのような症状かは知らない」という人(37.3%)と合わせて、疾患認知率は48.6%だった。
また、「親や祖父母が、近年目が悪くなった、見えにくくなったようだ」と思っている人が43.8%いたが、もし親や祖父母が、目が悪くなったり見えにくくなったりしても、それは「年齢のせい、老眼のせいだと思う/どちらかといえばそう思う」と答えた人が86.6%おり、「病気を疑う/どちらかといえばそう思う」という人は、13.4%しかいなかった。
そこで、親や祖父母が目の病気になり、症状が進行した場合に、日常生活のサポートができる状況か尋ねたら、「できる状況ではない(21.1%)」「すぐにはできない(53.3%)」と答えた人の合計が74.4%になり、子・孫世代によるサポートは困難なことが明らかになった。
今回の調査を監修した飯田知弘医師は、「AMDは、進行すると日常生活への影響が大きく、家族のサポートを要する状況となる可能性がある深刻な疾患です。一方で、今回の調査結果にも表れているように、若い世代の方々が日常的に患者さんの生活をサポートすることが難しいなか、見え方などの目の異常を早めに検知し、進行の悪化を防ぐことが非常に重要となります」とコメント。
さらに飯田医師は、「自身や配偶者の親・祖父母が50歳以上の場合、その方々の目の健康に関心を持ち、ときどき、見え方を聞いてあげてください。また、アムスラーチャートなどを使って異常がわかったら、年齢のせいと放置せず、重症化する前に眼科で診てもらいましょう」と言い、自分や家族の目の健康を気遣うことが大切だと話している。
