microdiet.net、が「酵素ダイエット」に待った!

「清涼飲料水」として販売されている酵素ドリンクには「失活酵素」しか入っていない!?
サニーヘルスは、同社が運営するmicrodiet.netにて、調査レポート「ダイエットと酵素の関係とは?(後編)「活性化酵素」と「失活酵素」の見分け方」を公開した。

「活性化酵素」とは酵素パワーを発揮できる活きた酵素で、「失活酵素」とはその働きを失い、酵素作用の起こらない酵素のことを言う。体に取り入れたいのはもちろん「活性化酵素」で、失活酵素を取り入れても体内での消化や代謝に利用されることはない。

では、どうやって活性化酵素と失活酵素を見極めればいいのか?

酵素は主にタンパク質で構成される。タンパク質は熱を加えると固まる性質があるのは広く知られている通りで、酵素もまた熱によって変性(失活)するという特長がある。つまりは酵素は熱に弱いのだ。

人の体内にある酵素は約3,000種、自然界には数万種にも及ぶといわれている。今後もさらに新たなものが発見される可能性があるが、現在確認されている範囲では低いもので50度、高くても70度までの熱であらゆる酵素が失活する。

見た目で失活の様子が分かる一例として、生卵が挙げられる。生卵の白味は透明で液体に近い状態だが、加熱すると固まる。同じように酵素も、加熱されるとタンパク質が変性(熱変性)して酵素が失活するのだ。タンパク質が固まる温度は、酵素が失活する温度と同程度である。

加熱された食物に、活性化酵素は存在しないということになるので、「清涼飲料水」として販売されている酵素ドリンクには活性化酵素は含まれていない、と考えてよいとしている。なお、清涼飲料水は加熱殺菌することが法律により定められている。

この他の見分け方としては、片栗粉を水で溶かして片栗粉溶液をつくり、そこに酵素飲料や酵素粉末を入れて混ぜてみるという実験法もある。すると、ドロドロの片栗粉溶液が酵素の働きでさらさらの状態になる。片栗粉はでんぷんのため、活性化酵素の中にアミラーゼが含まれている場合、このような現象が発生する。ただし、すべての酵素飲料や粉末の中にアミラーゼが含まれているわけではなく、参考までの実験法だとしている。加熱しているかしていないかが、活性化している酵素かどうかを見分ける一番簡単な方法といえるようだ。

近年、「酵素ダイエット」という文字を見かけるようになったが、この方法は食事の代わりに酵素ドリンクを飲むというもの。食事量や栄養素が不足し、減量成果が一時的には出るかもしれないが、体に必要な栄養素が不足するので脂肪よりも先に筋肉が落ち、代謝が下がるのでリバウンドしやすくなり、しかも太りやすい体になってしまう。キレイにやせるためには、必要な栄養素をしっかりとり、筋肉を維持することが重要だ。

レポートでは、食事の代わりに酵素ドリンクだけを飲むという方法はあまりおすすめせず、酵素ドリンクには働きを失った「失活酵素」しか含まれていない恐れがあると締めくくっている。
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