










フードロス(食品ロス)とは、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品のこと。農林水産省のWebサイト内で公開されている「食品ロスに関する資料(食品ロスの現状 平成23年度推計値)」によれば、日本では年間で1,760万トンの食品廃棄物が排出されており、このうち500~800万トンが食品ロスにあたると記載されている。
このフードロスに関連したイベント『フードロス・チャレンジ・プロジェクト シンポジウム&ワークショップス2014』が、去る10月11日に東京農業大学内で開催された。
同イベントは、2012年に博報堂が発足したフードロス・チャレンジ・プロジェクト実行委員会が主催となって、フードロス問題に対する情報や取り組みを紹介するもの。
今回のイベントでは、「“食の循環とつながり”の体感」をテーマに、上岡美保氏(東京農業大学国際食料情報学部准教授)、小田理一郎氏(チェンジ・エージェント代表取締役)、アタウル・ラーマン・ミトン氏(ハンガー・フリー・ワールド バングラデシュ支部事務局長)、菊池紳氏(Food Innovation Initiative 代表理事)、平井巧氏(トータルフードプロデューサー/東京農業大学非常勤講師)の5名が、各自の考えや実践している活動などを発表した。
以下では、「食べ物が私たちに届くまで」と題して、上岡美保氏が講演した内容の一部を抜粋する。
■「フードロス」が発生しているシーン
・宿泊施設での、フードロス率がもっとも高い
・結婚披露宴や宴会でもフードロスが多い
・家庭や食堂・レストランでは比較的少ない
■「フードロス」が生まれる理由
・食品の腐敗(鮮度が落ちた、カビが生えた)
・消費期限・賞味期限が切れた
・色や臭いで安全性に不安があった
・食品が中途半端に余った
・料理の作り過ぎや失敗
■「フードロス」を減らすためには(消費者/個人)
・食品廃棄・ロスをできるだけ出さない
・地産地消(国産国消)で日本農業を応援する
・農業を知る、理解する・生産者を意識する
・買いすぎない、作りすぎない
・賞味期限や消費期限内に使い切る
・人(家族・地域・世代・生産者)とのつながりを大切にする
なお、「フードロス・チャレンジ・プロジェクト」のサイトでは、フードロス問題に関する情報や、今後のイベント予定などをチェックできる。
