膀胱がん患者を支える冊子…がん患者相談窓口などに配布

もっと知ってほしい 膀胱がんのこと
特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン、日本イーライリリー、毎日放送(MBS)は、膀胱がんに対する科学的根拠に基づいた正しい情報を提供することを目的に『もっと知ってほしい 膀胱がんのこと』の冊子を製作した。

今後、同冊子を全国がん診療連携拠点病院の患者相談窓口397ヶ所に送付し、各団体・企業などが実施するセミナー等でも配布する。また、がん医療情報サイト「キャンサーチャンネル( http://www.cancerchannel.jp/ )」や、各社ホームページなどからもダウンロードできる。

日本の膀胱がん死亡者数は、人口の高齢化に伴い増加傾向にあり、2007年の人口動態統計によるがん罹患データ によると、罹患数は17,461人(男性13,287人・女性4,174人)で、2011年の死亡データによると、膀胱がん死亡数は7,008人(男性4,784人・女性2,224人)。5大疾患と言われる胃がんや肺がんと比較すると少ないが、情報も少なく、患者さんに届きにくい状況にあるという。

同冊子は、京都府立医科大学大学院医学研究科・泌尿器外科学教室教授の三木恒治氏監修のもと、膀胱がんそのものや標準的な治療などについて、患者やその家族など支援する方が知っておきたいことを16ページにまとめている。また、冊子には、5人の患者の体験談を『Patients Voice(患者の声)』として掲載している。
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