あなたの「扇風機」と「エアコン」は大丈夫? 使用前の注意ポイント

長年使用している扇風機は火災の原因になりかねない
去る5月29日、気象庁が関東・甲信越地方の梅雨入りを発表した。それから数日後の昨日6月4日、岡山県高梁(たかはし)市では33.6度を観測。東京都心でも29.1度となり、今年最高の気温となった。

梅雨を飛び越え、いっきに真夏が到来したかのような、この陽気を乗り越えるために「扇風機」や「エアコン」の電源をオンにする人も少なくないだろう。

そういった夏日の行動を予想してか、内閣府大臣官房政府広報室は、国の行政施策の中から、暮らしに役立つ情報を分かりやすくまとめて提供するサイト「政府広報オンライン」にて『扇風機とエアコンの知っておきたい危険性』(最終更新:平成24年7月2日)を掲載している。

同広報室によると、暑い日が続くと「扇風機」と「エアコン」の使用による火災などの事故が増えるという。そこで、製品による事故を防ぎ、扇風機やエアコンを安全に使用するために、以下7つの注意ポイントを発表。

1.スイッチを入れても、ファンが回らない。
2.ファンが回っても、回転が異常に遅かったり不規則だったりする。
3.ファンが回転するときに異常な音や振動がする。
4.モーター部分が異常に熱かったり、焦げくさいにおいがしたりする。
5.羽根にヒビが入っている。ガードが変形している。
6.電源コードが折れ曲がっていたり破損したりしている。
7.使っている時に電源コードに触れると、
  ファンが回ったり回らなかったりと不安定である。

同広報室は、扇風機使用時に火災などの事故が発生する恐れがあり、とくに古い扇風機を使う場合は安全に注意して使用してほしいと呼び掛けている。なお、扇風機を使用する際、上記の症状がひとつでも該当するケースは、扇風機の使用をやめ、電源プラグをコンセントから抜き、メーカーや販売店などに相談してほしいという。

またエアコンについても、以下の8つの注意ポイントを発表。

1.電源コードやプラグが異常に熱い。
2.電源プラグが変色している。
3.焦げくさいにおいがする。
4.ブレーカーが頻繁に落ちる。
5.異音がする。
6.室内機から水漏れがする。
7.架台や吊り下げ等の取付部品が腐食していたり、取付がゆるんでいる。
8.電源コードに傷や破れがある。

ここで挙げたものは、おもに扇風機とエアコンに関する注意事項だが、他の製品に関しても、火災や事故を引き起こす可能性がある。経年劣化や誤った使い方をすると、場合によっては、人命にかかわる大事故につながる。暑さをしのぐための便利な機器も、使い方によっては事故の原因になることを心にとめて、慎重に利用したい。
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