女性ならではの「プチ不調」。大事なのは“ガマンしない“こと

『女性ならではの「プチ不調」とセルフケア』ランチョンセミナーの様子
本日11月21日、都内にて、『女性ならではの「プチ不調」とセルフケア』ランチョンセミナーが開催された。

同セミナーは、エスエス製薬が主催となり、女性にとって身近な「プチ不調」の原因や症状、対処法などを紹介するために行われたもの。

セミナー講師として登場したのは、女性の生涯にわたる健康のために、さまざまな情報提供などを行なっている対馬ルリ子氏。対馬氏は、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座の院長でもあり、産婦人科医としても活動している。

対馬氏は『女性は、日常的に気分や体調がすぐれなかったり、生理周期による不調など、病気ではないけれど、なんとなく調子が悪いという人がたくさんいます』と説明。

“女性特有のプチ不調(不定愁訴)”の具体例としては、「痛み(生理痛、頭痛、腹痛)」、「不調(便秘、はきけ、肌荒れ)」、「眠り(一時的な不眠)」、「メンタル(落ち込み)」、「疲労、肩こり、冷え、むくみ」で、これらの主な原因は「女性ホルモンの働き」、「生理(月経)」、「ストレス」が関係しているとのこと。

以下では、対馬氏がセミナーで紹介した情報の一部を抜粋する。

■女性の健康問題の特徴
・プチ不調は男性にはあまり見られない
・女性は、女性ホルモンの働きによって、年齢によって、
 男性とは違う健康リスク(病気)をもっている
・女性に多い病気は、甲状腺疾患、関節リウマチなどの
 自己免疫疾患
・女性ホルモンが低下するとなりやすい病気は、
 高血圧、高脂血症、頻尿、尿失禁、動脈硬化、認知症、
 骨粗しょう症など
・女性は男性の2倍うつが多いが、死亡率は少ない

■女性のストレスと症状
・生物学的特性からくるストレス
 →月経、妊娠、出産、閉経、ホルモンバランスの変化
・性役割から生じるストレス
 →育児、家庭・社会・会社で求められる役割
・加齢にともなうストレス
 →外見の変化、求められる役割の変化や喪失、
  新たな生活環境
・ストレスが原因のさまざまな症状
 →便秘、肌荒れ、不眠、生理不順、ホルモンバラスの乱れなど

このほか、プチ不調のセルフケアとして対馬氏が勧めるのは、ガマンしないこと。ガマンすることで日常生活に悪影響がでるケースもあるため、まずは原因を把握し、痛み止めを利用するなど、自分でできるケアは自分で行う。困った場合は専門家に相談するのがよいという。

セミナー終了後、ランチタイムとなり、“スーパーフード”と言われる栄養価が豊富な食材を使用したフードがふるまわれた。イベント参加者たちは、スムージーやアサイー、グラノーラなど、近年話題を集めている健康志向のメニューに関心をしめしていた。
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