アロマテラピーを正しく理解していない女性は約9割

普段の生活でアロマを活用することはありますか?
日本アロマ環境協会は、20代~40代の一般女性300人と、アロマテラピー検定資格を保有する女性300人を対象とした意識・実態調査を行った。

「アロマテラピー検定」の保有者ではない一般女性300人を対象に、「普段の生活でアロマを活用することはありますか?」と聞いたところ、41%が「ある」と回答しており、検定保有者ではなくとも、女性の4割以上が何らかの形で生活にアロマを取り入れているようだ。また、「プチ不調を感じた時にアロマを使うことはありますか?」という質問でも、3割以上の女性が「ある」と答えている。

しかし、その一方で、今回一般女性たちにアロマテラピーの基本に関する正誤チェックテストをチャレンジさせたところ、必ずしも正しい知識を持ち合わせているとは限らないことが判明した。特に、「精油は、100%天然(植物由来)ではなくてもアロマテラピーに使用できる」(正解:×)、「精油は直接肌につけて使うことができる」(正解:×)、「アロマテラピートリートメントは、精油成分が肌から浸透し全身に作用する」(正解:○)は、正答率がそれぞれ38%、49%、65%と、低い結果となった。

これら3問すべてを正解した人の割合は、わずか11%と約1割にとどまり、アロマテラピーを取り入れてはいるものの、思い込みや誤った情報のまま、自己流で行っている女性が多いことがうかがえる。

アロマテラピーを安全に楽しむためには、精油の取り扱い方法や心身の状態に合った選び方など、正しい知識が必要だ。こうしたアロマテラピーに関する知識を学び、理解するために役立つのが「アロマテラピー検定」である。1999年に始まり、これまでに35万人以上が受験している。

実際に、この「アロマテラピー検定」を取得した20~40代女性300人に、「アロマテラピー検定で得られる知識は、仕事をする上で役に立つと思いますか?」「アロマテラピー検定で得られる知識は、パートナーとの関係性向上に役立つと思いますか?」「アロマテラピー検定で得られる知識は、友人との関係性を良好にする上で役立つと思いますか?」と聞いたところ、それぞれ「そう思う」と答えた人が6~7割という結果になり、様々なシーンで活用されていることがわかった。

また、各シーンにおける具体的な活用法を聞いたところ、仕事においては「集中力アップ」「気分転換」「プチ不調対策」、恋人などパートナー間においては、「リラックスできる空間づくり」「体調管理のアドバイス」、友人間については「プレゼント」「アロマの使い方に関するアドバイス」「女子会の話題」といった声が多く見られた。
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