キシリトールで“むし歯ゼロ”の子供も…幼児期からの親の意識が最重要?

日本歯学センターにてインタビューに応える井上剛さん親子
自分のまわりで、むし歯がゼロの人はいるだろうか。「子どもの頃にむし歯にならなかった人は、その後むし歯になりにくい」と聞いた事があるかもしれないが、むし歯がゼロの人は、子どもの頃にむし歯にならない努力をしたり、むし歯にならない環境で育ったのかもしれない。

そこで、“むし歯ゼロ”の成功事例として、現在むし歯がゼロの子どもを持ち、日本歯学センターに通う井上剛さん(52)にお話を伺った。

――二人のお子様は何歳でしょうか?

ともに11歳の小学5年生、双子です。

――現在むし歯はないとの事ですが、どういった経緯で、むし歯予防を開始しましたか?

私たちが子どもの頃に歯医者さんで苦労していたからです。おそらく、生まれてすぐの時から考えていたと思います。また、妻のママ友たちも気を使っていましたので、それが普通でしたね。

――何歳の時からむし歯予防をしていますでしょうか?

0歳の歯が生える前から、マッサージのような事はしていたと思います。歯が生えてからは、フッ素を塗っていました。当時はキシリトール配合で塗布するようなものは無かったかもしれないですね。

――幼児期からのむし歯予防に関する知識は、どこから得ましたか?

自分で調べたりしていました。また、先生に紹介してもらったり、教えてもらいながら、良さそうなものを使っていました。

――具体的に、幼児期から、どのようなむし歯予防をしてきましたか?

最初は、ここ(日本歯学センター)や子ども専門の予防歯科に通っていました。歯をチェックして、フッ素を塗ってもらって、おもちゃをもらって(笑)。歯磨きについては、私がいるときは私が子どもの歯を磨いていて、子どもには磨かせなかったです。「10歳までのむし歯は親の怠惰だ」と聞いた事もありますが、今でも私が子どもの歯を磨いていますよ。

――キシリトールなどを用いたむし歯予防はおこなっていますか?

歯が生えてからは、最初はキシリトール入りのタブレットを使っていました。その後、キシリトール入りのガムを噛ませています。歯科医院で紹介されたのがきっかけだったと思います。

――ありがとうございました。ご自身の苦労を、子どもにはさせたくないという思いが、子どものむし歯予防に対する意識の高さにつながっているのですね。次回は、現在おこなっているむし歯予防について、お話をうかがいます。
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