伊勢谷友介が「食品ロス」を問題視! これからのライフスタイルを提案

「食品ロス」について語ってる伊勢谷友介
まだ食べられるのに、廃棄されてしまう「食品ロス(フードロス)」が、世界的な社会問題になっている。

日本では、一年間で1,760万トンの食品廃棄物が排出され、このうち500~800万トンが食品ロスになっているという。このことは、農林水産省のWebサイト内にある「食品ロスに関する資料(食品ロスの現状 平成23年度推計値)」で確認できる。

去る11月8日・9日に、都内で開催されたイベント『東京ハーヴェスト』では、俳優の伊勢谷友介がCEOを務めるリバースプロジェクトが、食品ロスに関するトークショーやパフォーマンスを行った。

イベントに登場した伊勢谷は、リバースプロジェクトの代表取締役である龜石太夏匡氏とともに、食品ロスの現状を紹介。また、食材を無駄にしないライフスタイルを送るために「適量を買う」「適量を注文する」「ふぞろいの野菜を見直す」「皮だって食べる」という4点を実行してほしいと訴えていた。

さらに伊勢谷は、どれほど人間が自然環境に依存しているのかを、わかりやすく伝える指標とされている“エコロジカル・フットプリント”についても触れた。

この指標を活用した暮らし方を提案している、NPO法人エコロジカル・フットプリント・ジャパンによれば、世界中の人びとが、今の日本人のような暮らしを送るとしたら、地球が約2.4個必要らしい。伊勢谷は、この情報を知ったとき、未来が確保されていないことに強いショックを受けたようで、“子どもの子どもも生活できる未来”をつくるためには、今日や明日をどう過ごし、どう迎えるかが大切で、一日一日の積み重ねが未来に繋がっていると思う、と語っていた。

このほか、伊勢谷とリバースプロジェクトのメンバーは、食材を無駄にせず“ツカイキル(使い・切る)”ことを目的とした調理パフォーマンスを披露。会場に訪れていた人たちは、伊勢谷の話やリバースプロジェクトの活動に、関心を寄せているようだった。
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