「生きた乳酸菌」よりも免疫活性が高いのは… 

「乳酸菌に関するメディアセミナー」で発表された資料
生きた乳酸菌を摂れば、腸内環境が整ったり、便通改善やインフルエンザ予防になるという情報を聞いたことがある人は多いだろう。

しかしながら、生きた乳酸菌よりも“殺菌した乳酸菌”の方が免疫性が高いらしい。

去る12月9日に、コンビ株式会社ファンクショナルフーズ事業部が実施した「乳酸菌に関するメディアセミナー」では、専門家を招いて、殺菌した乳酸菌に関する説明が行われた。

まず始めに、同社の開発技術グループマネージャーである伊地知哲生氏が登場。伊地知氏は、自社が10年以上にわたって乳酸菌研究に取り組んでいるメーカーで、ここ数年の間に、殺菌乳酸菌を活用した機能性食品などを開発・販売する企業が増えていることを紹介した。

その上で、伊地知氏が自社の殺菌乳酸菌素材「EC-12」を例にあげて説明した情報の一部を、以下に抜粋する。

■殺菌した乳酸菌について
・乳酸菌は必ずしも生きている必要はない
・殺菌乳酸菌を活用した食品は
 免疫訴求サプリメントを中心に増えている
・「EC-12」は同じ菌株の生株(生きた乳酸菌)と比較して
 高い免疫活性を発揮する
・乳酸菌を殺菌処理することで5兆個以上/gの菌数を摂取可能
・「EC-12」の20mgは、カップヨーグルト10個分となり
  1,000億個の乳酸菌を摂取できる

伊地知氏が殺菌乳酸菌に関する解説を行ったあと、日本獣医生命科学大学 名誉教授の寺田厚氏と、京都府立大学 生命環境科学研究科 教授の牛田一成氏が、「EC-12」の摂取による有効性や、免疫系に対する作用について研究結果などを発表した。

寺田名誉教授は「殺菌乳酸菌は、腸内環境とウイルス感染に対して有効性があり、サプリメントのみならず、一般食品の分野で飛躍的に活用されている」と言い、殺菌乳酸菌の特徴などを語った。

一方、牛田教授は、殺菌した乳酸菌が生体内や細胞内に取り込まれる流れを説明し、「殺菌した乳酸菌のRNA(DNAとは違う役割を持つ遺伝物質・リボ核酸)が、免疫を発動させることが分かりました」と研究結果を報告していた。

なお、「EC-12」に関する詳しい情報や研究データは、コンビ株式会社ファンクショナルフーズ事業部のサイトでチェックできる。
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