むくみや冷え性は「未病(ME-BYO)」…食事から摂る栄養で腸内環境を整えよう

未病(ME-BYO)とは?
去る12月18日、横浜市内にて『未病(ME-BYO)栄養学講座・調理レッスンイベント』が開催された。

同イベントは、料理教室を展開するABC Cooking Studioが主催となり、免疫力を高める食事などを紹介するために行われたもの。

会場となった同社のクッキングスタジオには、100名ほどの参加者が集まり、ヘルスフードカウンセラーによる、ME-BYO栄養学講座と調理レッスンが実施された。

未病(ME-BYO)とは、「むくみやすい」「冷え性」「便秘気味」など、病気ではないが健康でもない状態を指す言葉。未病を治すには、特定の病気になってから治療するのではなく、「ふだんの生活の中で心身の状態を整え、より健康に近づけることが大切です」と、ヘルスフードカウンセラーが話していた。

さらに、未病を治し、病気にならないようにするには、免疫力アップが重要になるという。免疫力とは、細胞やウイルスなどの異物から身を守る防御力や回復力のことで、免疫細胞を元気にするためには、腸内環境を良くすることがポイントなのだとか。

今回のイベントでは、未病の症状や免疫力の説明にくわえ、「発酵食品」と「食物繊維」を摂れる“ME-BYOレシピ”の調理実習が行われた。以下では、講義で紹介された発酵食品と食物繊維に関する情報の一部を抜粋する。

■発酵食品(腸内環境を整える)
・キムチ、ヨーグルト、ぬか漬け、みそ、納豆、チーズ

■食物繊維(腸内をキレイに掃除する)
・水溶性食物繊維(果物・海藻など)
 水に溶けやすい食物繊維で、便をやわらかくして排泄を促す
・不溶性食物繊維(きのこ類・豆類・根菜類など)
 水に溶けない食物繊維で、大腸壁を刺激することでぜん動運動を促す

また、イベント参加者たちがME-BYOレシピを作ったあと、神奈川県知事の黒岩祐治氏と、ABC Cooking Studio代表取締役社長の櫻井稚子氏が登場した。

黒岩知事は、神奈川県で急速に進む高齢化の現状や今後にふれ、健康寿命を延ばして元気に暮らせる社会をつくるために、未病を治す取り組みを行っていることを紹介。そのひとつとして、ABC Cooking Studioとの連携を発表し、食を通じて未病の普及・啓発活動を、より積極的に展開していくことを公言した。

続いて、ABC Cooking Studioの櫻井氏が、自社スタジオで未病に関する情報発信や、未病を治すためのレシピ考案、栄養学講座などを実施する予定を話したあと、黒岩知事と櫻井氏は、イベント参加者たちの前で覚書にサインしていた。
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