植物性乳酸菌「ラブレ菌」に更年期症状(便秘や冷え、肩こり、腰痛など)を改善する効果… カゴメと婦人科病院が共同研究

植物性乳酸菌「ラブレ菌」
数ある乳酸菌の中で最大注目株の「ラブレ菌」に、便秘や冷え、肩こり、腰痛など更年期症状を改善する効果が期待されることがわかった。

カゴメと栃木県の石塚産婦人科が発表したもので、両者は、植物性乳酸菌であるラブレ菌の更年期症状に及ぼす影響について共同で研究を進めていた。

女性は50歳前後になると、更年期症状として、便秘、冷え、肩こり、腰痛、顔のほてりなどを訴える人が多くなるといわれている。

一方、お腹の調子を整える食品の摂取により、便通が改善されるだけでなく、冷えなどの不定愁訴も改善される可能性があると報告されている。

そこで、整腸作用が明らかになっているラブレ菌を摂取することで、便秘を含む更年期症状に及ぼす影響について調査した。

そして、今回、便秘を含む更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名を被験者として摂取試験を実施した結果、ラブレ菌の摂取により、便通が改善されることに加え、冷えや肩こり、腰痛などの更年期症状も改善されることを明らかにした。

●共同研究者、石塚産婦人科の郡山純子副院長のコメント
「女性は更年期(50歳前後)を迎える頃に、エストロゲンの分泌衰退などが原因となり、更年期症状を訴える方が多くなるといわれています。更年期症状は便秘や冷え、肩こり、腰痛、顔のほてりなど多岐にわたる不定愁訴(原因となる病気が特定できない症状)が現れますが、一つの症状が改善されると同時に別の症状も改善されるということが治療の現場ではよく見られます。今回の試験結果からも、便秘を含む更年期症状を自覚する45~55歳の女性にラブレ菌を摂取してもらうことで、便秘が緩和されるだけでなく、冷えや肩こり、腰痛といった症状も改善される可能性が見出されました。このため、ラブレ菌は更年期症状の治療の一助になることが期待されると考えています」。

お腹の調子を整えることで、肩こりや腰痛も改善される…。植物性乳酸菌のパワーはまだまだ期待できそうだ。
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