アーティストのライブイベントを通じて“献血”を考える

献血を推進する目的で実施されたライブイベントにて、献血に関するトークショーが行われた
6月14日は「世界献血者デー」である。

この日は、1900年にABO式血液型を発見し、1930年にノーベル生理学・医学賞を受賞した、病理学者・血清学者のカール・ラントシュタイナー氏の誕生日であることから、2005年に、世界保健機関と国際赤十字・赤新月社連盟、世界献血団体連盟、国際輸血学会が、6月14日を「世界献血者デー」に制定した。

日本赤十字社は、この記念日に合わせ、ライブイベント『LOVE in Action Meeting(LIVE)』を2010年から開催している。

同イベントは、若年層の献血率が減少傾向にある現状を踏まえ、献血の重要性や必要性を呼びかけるために行われている催しだ。

今年は、去る6月13日と本日14日の2日間、抽選で16,000名(各8,000名)を日本武道館に無料招待し、アーティストのライブを実施。ライブの合間には、本イベントのプロジェクトリーダーを務めるラジオDJの山本シュウ氏とアナウンサーの小林麻耶氏が司会者となり、献血に関するトークイベントを行った。

司会の二人は、『献血は何歳からできるの?』、『次回の献血可能日は?』などといった質問を、日本武道館に集まった8,000人に問いかけた。すると来場者たちは、入場時に配布されたペンライトを振るなどして、質問に答えていた。

また、平成25年度の“はたちの献血”キャンペーンキャラクターを務めた女優の武井咲がシークレットゲストとしてステージに登場。会場のスクリーンには、『400ml全血献血にご協力いただくためには、体重が何キロ以上なければいけない?』、『医療機関や使い捨ての器具でピアスを空けた場合、献血をご遠慮いただく期間を一定期間設けております。その期間は、次のうちどれ?』などといった、献血に関する質問が表示されると、武井と参加者たちは一緒に問題の答えを考えていた。

さらに、出産時に予想外の出血があり、献血で集められた血液を輸血して出産を行ったという一般の受血者が紹介された。そして、そのとき輸血できたことで、無事に産まれ、その後も健やかに成長を続けている受血者のお子さんもステージに登場。献血が人の命を救う重要なものであることが証明された。

なお、13日のライブには、モデルで歌手の「きゃりーぱみゅぱみゅ」、男女7人組のパフォーマンスグループ「AAA」、R&B系のシンガーソングライター「Ms.OOJA」、今年で活動を休止する男女ユニット「mihimaru GT」、アコースティックギターを演奏しながら歌うシンガーソングライターの「miwa」の計5組の歌やパフォーマンスが行われた。

本日6月14日は、ロックバンド「Aqua Timez」やシンガーソングライター「アンジェラ・アキ」、女性1人と男性2人のユニット「girl next door」、モデルや歌手、女優としても活動する「土屋アンナ」、沖縄県出身の歌手「BENI」が日本武道館でライブパフォーマンスを行う予定だ。
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