夏の「汗」は脱毛症の原因になる!?

夏に一番気になるのは、どんなことですか?
夏真っ盛りとなり、当たり前のように30度を超す日が続いている今日。暑さをしのぐために、なるべく日陰を歩いたり、帽子をかぶったり、薄着で外出するなど、自分なりに暑さ対策を行っている人が多いだろう。

とはいえ、炎天下の中では、すぐに汗だくになってしまうことがほとんど。このとき、頭皮への影響を心配する人もいるのではないだろうか。

このたび、薄毛治療専門医院の銀座HSクリニックが、治療中の81名の患者(20代から60代の男性)にアンケートを実施し、その結果を発表した。

調査で『夏に一番気になるのは、どんなことですか?』と質問したところ、「汗」(51%)、「日焼け」(20%)、「乾燥」(5%)という結果になった。

また『頭髪のお悩みがご自身の行動や思考に影響したことはありますか?』との質問で「ある」と答えた人は68%おり、特に気になる項目は以下のようになった。

■実際に影響していること
第1位:周りの視線や初対面の人の目が気になる
第2位:積極的に行動できないと感じる
第3位:髪に良いとされる商品や食品などが気になる
第4位:帽子など着衣に気を遣うようになった
第5位:海やプールなどのレジャーを避けるようになった

調査を行った銀座HSクリニックによると、汗をかいたまま放置すると、角栓や脂栓ができて毛穴をふさいでしまい、皮脂でベタベタしたり痒みを伴うことがあるという。それが原因で頭皮の環境が乱れ、脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)を発症する可能性が高まる場合もあるようだ。脂漏性脱毛症とは、過剰に分泌された皮脂が毛穴を塞ぐことで、毛穴周辺部や毛根が炎症を起こし、髪が抜けるという脱毛症のことを指す。

夏の汗を甘く見ていると、ニオイだけではなく、頭皮に害を及ぼす場合もあるようだ。暑さで疲れているときこそ、毎日きちんと髪を洗うことが重要なのだろう。
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