


























同イベントは、食の専門校「レコールバンタン」が主催するスイーツ製作講座。
事前応募で当選した同校在校生や一般参加者たちは、フランス・パリから来日したパティシエの吉田守秀シェフが、日本の教育機関で初めて行う「パティシエ特別授業」を通じて、パリで活躍している日本人パティシエのスイーツ製作過程を学ぶことができた。
吉田守秀シェフは、2014年にフランス・パリで開催されたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で、フランス国内部門の外国人ショコラティエ賞を受賞したパティシエ。また、2005年に吉田シェフの出身地である静岡県にパティスリー「ナチュレ ナチュール」を開店し、2店舗目として、2013年にフランス・パリでパティスリー「MORI YOHIDA」をオープンしている。
今回の特別授業で吉田シェフが製作したのは、パリの店舗でのみ販売している3つのスイーツ(エラブルキャラメリゼ/パリブレスシトロン/ポロネーズカシス)。
吉田シェフは、参加者たちに配布したルセット(フランス菓子のレシピ)にそって、わかりやすくスイーツ作りのポイントを説明したり、参加者たちが一部の作業を体験している様子を見て、吉田シェフが作り方のコツをアドバイスする場面もあった。
また吉田シェフは、スイーツの作り方を紹介するだけでなく、「新しいものをクリエイト(創造)することが、パティシエの仕事だと僕は思っています」「美味しければ受け入れてくれるフランスの寛容さに惹かれた」「新しいものを知る(作る)には、古いもの(伝統的なスイーツや国の歴史、習慣など)を知っていることが大切」などと話し、吉田シェフが日本人として、パリでフランス菓子を作りながら考えていることや、パリでスイーツを作る面白さを語っていた。
なお、吉田シェフによるパティシエ特別授業は、7月11日に、レコールバンタン大阪校でも開催される予定で、参加費は無料だが、事前の申し込みが必要になる。