




アンケートの対象は、30代~40代の主婦を中心とする、同社リサーチサイト「リサれぽ!」登録の既婚女性会員、有効回答者数は1,039人(平均年齢44歳)である。
貯蓄の使い道について聞いたところ、1位が「老後の資金」で62.9%、2位が「子どもの教育費」で55.0%、3位が「緊急・災害時のため」で30.8%だった。最も多かった「老後の資金」について、準備しておきたい(準備した)金額を聞いたところ、「500万円未満」が11.7%、「500万~1,000万円未満」が23.4%、「1,000万円~2,000万円未満」が30.1%、「2,000万円~5,000万円未満」が26.7%、「5,000万円以上が8.1%で、老後の資金として最も多く想定されているのは「1,000万円~2,000万円未満」であることがわかった。
老後の資金の準備状況は、「準備している(準備した)」が37.2%、「準備していないが、今後する予定」が60.5%、「準備しておらず、今後もする予定はない」が2.2%という結果となった。
老後の資金について「いつから貯め始めるか(貯め始めたか)」を聞いたところ、これから準備を始める人は「40代から」が41.7%、「50代から」が42.4%でこの2つの項目で8割を超える結果となった。一方、既に準備をしている(した)人は、「30代から」が40.6%、「40代から」が29.5%だった。更に「20代から」も17.6%存在し、早くから貯め始めている傾向が見られた。
老後の資金のための資産運用について、準備をまだ始めていない人は、「興味のある資産運用」を、準備している(した)人には、「現在行っている資産運用」を聞いたところ、まだ準備を始めていない人では「定期預金」が52.9%で1位。次いで「個人年金」で29.1%、「生命保険」で19.1%と続いた。準備している(した)人でも、同じく「定期預金」「個人年金」「生命保険」の順に回答者が多い結果となっているが、それぞれ比率が55.0%、49.1%、43.4%と「定期預金」以外の2つの資産運用で、準備をまだ始めていない人の回答比率と大きくポイントに差があらわれた。
現在の貯蓄額を夫が知っているかどうかについて聞いたところ、夫が貯蓄額を「知っている」との回答は41.6%、貯めていることは知っているが金額は知らない」が36.2%、「知らない」が22.2%となり、6割弱の夫が貯蓄額を把握していないようだ。
