極度の食事制限はNG! ダイエットの本質を知っておく

福島多香恵
あなたは、ダイエットに挑戦したことがありますか? それは、どんな方法でしたか?

世の中には、数え切れないダイエット方法があるため、たくさんのダイエット方法を試した方もいらっしゃるかもしれません。そこで今日は、『ダイエットの本質』について考えてみたいと思います。

はじめに、いくつかのダイエット方法を、例として以下に取り上げます。

その1:グレープフルーツダイエット
朝食と夕食の替わりにグレープフルーツをひとつ食べて、コップ1杯の豆乳を飲む方法だそうです。グレープフルーツの独特の苦味成分である、フラボノイドの一種「ナリンギン」の働きが食欲を抑え、グレープフルーツの香り成分が脂肪を燃やしてくれるようです。

その2:みかんダイエット
みかんの中に含まれる成分を活用したダイエット方法です。みかんの皮をむいたときに出てくる白い糸のようなすじが、ダイエットに役立ちます。このすじの中には「ヘスベリジン」という成分が含まれており、毛細血管を強くしてくれるんだとか。毛細血管が強くなれば、血液循環がよくなります。

その3:寒天ダイエット
主食の替わりに寒天を用いたり、小腹がすいたら寒天を食べるダイエット方法です。寒天は満腹感を感じることができます。食物繊維が豊富なため、腸のお掃除屋さんとしても有名です。

ただし、食物繊維のとりすぎは他の栄養素の吸収をも阻害してしまう場合があるので気をつけましょう。また、寒天などで満腹感になれてしまった場合、寒天ダイエットを止めるときには他の食品のドカ食いに注意しなければなりません。少しずつ寒天の量を減らす工夫が必要です。痩せるつもりが、体重が増えてしまったら悲劇です。

ここで例に挙げたダイエット方法には、何らかの効果があるのかもしれません。ですが、極端なカロリーカットを行なうダイエットを続けると、身体は最小限のエネルギーで活動を始めます。

ダイエットに挫折してドカ食いをしたとき、体はどうなってしまうでしょうか? これまで最小限のエネルギーで生活していた体は、つねに生命の危機を感じていました。「いつ食べ物が入ってくるのだろう?」と、不安を抱えた体に、たくさんの食べ物が入ってきても、「いつ入ってくるかわからないから、体に脂肪を溜め込もう!」と脂肪を蓄積してしまいます。ストレスに対処できていないときにも、危機感から脂肪を蓄積してしまいます。

こうしたことを考えると、極度の食事制限はしないほうがいいでしょう。ダイエットに役立つ果物なども食生活に組み込みながら、長期計画で、腹八分目に食事量を抑えて、運動でストレスを解消していくことが、ダイエットの王道になりそうです。

 健康的で美しく痩せるためには、バランスのとれた食事と定期的な運動をおすすめします。楽してやせる! そんな甘い話はあるはずがありません! それが、ダイエットの本質だと思います。

■プロフィール
福島多香恵 | ピラティスインストラクター

ジャズダンスインストラクターの経験から椅子を使ったエクササイズ、チェアロビクスを創案。平成8年会社設立後「登録商標」を取得。研究を続ける中で、身体の深層筋の重要性を実感し、ネバダ州立大学ドリーケラペス教授のもとピラティスを学ぶ。大学院において日本フィットネス協会会長宮下充正教授のもとチェアロビクスを研究。ゆっくりとした呼吸とともに美しい姿勢をつくる独自のエクササイズレシピを完成させる。専門家を探せる、相談できるWebサイト 「専門家プロファイル」でも活躍中。


写真提供:Getty Images
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