同アプリのPhone版は今年7月より利用が始まっており、これまでに8万枚を超える食事写真が登録されているという。同アプリでは、日々の食事を写真で記録し、グラフィカルなユーザインターフェースでカロリーの記録・管理を行えることが特徴である。
東京大学大学院 情報理工学系研究科 相澤研究室が研究を進めている食事画像認識技術を応用し、食事写真から抽出した特徴量を元に、データベースから料理名の候補を提示する。これにより、ユーザーは、テキスト入力を行うことなく、提示された選択肢から料理名を選択することで、食事記録とカロリー集計を行うことが可能となっている。
食事画像解析により提示された候補に、該当する料理名がない場合には、ユーザーはサーバー上の料理名データベースからテキストで検索し、画像とともに登録。また、データベースにない料理名でも登録できる。これらの登録により、料理画像がユーザー個別のデータベースに登録され、食事写真解析機能に組み込まれる。利用すればするほど、料理名の認識範囲が拡大する。
食事画像認識技術を入力支援に用いることで、食事記録・カロリー集計に対する、ユーザーの入力の負担を大幅に軽減することができ、日々のカロリー計算・管理の継続が行えるようになっている。
